さて、やってまいりました。
今年最後(予定)の更新は話数で選ぶ2013年TVアニメ10選です。
「話数単位で選ぶ、2013年TVアニメ10選」参加サイト一覧: 新米小僧の見習日記
こちらのサイト様に集計されている恒例行事ですね。
毎年、放映されたTVアニメの中から話数単位で面白かった回を選ぼうという企画です。
本ブログは三回目の参加となります。
過去の10選は以下のリンク。
話数単位で選ぶ2012年TVアニメ10選+α - In Jazz
話数単位で選ぶ2011年TVアニメ10選 - In Jazz
そんな感じで筆者の独断と偏見で選んでいこうと思います。
そして今年もおまけもご用意しましたのでお付き合いいただければと思います。
並びは特に順位ではないのであしからず。
では始めて行きましょう。
《話数単位で選ぶ2013年TVアニメ10選》
1.BROTHERS CONFLICT 第九衝突 夢幻
BROTHERS CONFLICT 第5巻(初回限定版) [Blu-ray]
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- 発売日: 2013/12/25
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絵コンテ:橘正紀
演出:日巻裕二
作画監督:岡田豊広、中村深雪
《ひとこと》
主人公、絵麻の出生の秘密とジュリと親子の物語。
少女漫画的な逆ハーレムラブコメではあったが、かなり楽しめた作品。
選んだエピソードにおいてもテーマが「家族」である故の「愛」の描きが興味深い。
男兄弟たちの絵麻を想う心が「家族」としての「愛」か、あるいは「異性」としての「愛」か。
その捉え方が「大人」と「未成年」で明確に分かれているのが安心して鑑賞が出来た秘訣かも。
エピソードについては父親の絵麻への想い、それを陰ながら見守ってきたジュリの思いやりが感動的。
2.ガッチャマンクラウズ #5 Collaboration
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絵コンテ:仁賀緑朗、高橋知也
演出:間島崇寛
作画監督:江畑諒真、米澤優、ジミー・ストーン、朝井聖子、西谷泰史
総作画監督:高橋裕一
《ひとこと》
2013年夏のダークホース、及び注目作品。
これは物語のターニングポイント、もしくは分水嶺のエピソード。
そして邂逅の物語。
はじめと累、この二人が手にする価値観が交差することで垣間見える「世界のアップデート」
かたや個性溢れる匿名の英雄、ガッチャマン。
かたや人の意識、能力を総合的に束ねようとするギャラックス。
情報が氾濫する現代社会に問われるは「人の心」。
かつてなく世相とリンクした作品はネットによる「心(無意識)の可視化」に対して、どう向き合うかを説いた作品だと感じた
3.波打際のむろみさん 第11話 ツンとむろみさん
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絵コンテ・演出:中野英明
作画監督:山崎淳
《ひとこと》
素直になれない乙姫とむろみさんの関係に振り回される拓朗。あとリヴァイアさん。
その筋では有名な中野英明さんの「むろみさん」での二度目の担当回。
詩情溢れる出崎演出のオマージュが作品世界に溶け込んだ作りになっており、味わい深い画面が広がる。
分割画面、反射光の挿入や、俯瞰図から入り込んで羽ばたく鳥、遠景と近景の使い分け。
一度目の担当回も陰影の濃い出崎演出の連発だった(あと虎王の)が、この抑制の利いた画面が好きだなあ。
この演出によって殆ど動きのない、会話がメインの回も起伏あるものになっているのが素晴らしい。
4.革命機ヴァルヴレイヴ第16話「マリエ解放」
革命機ヴァルヴレイヴ 2nd SEASON 2(完全生産限定版) [Blu-ray]
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絵コンテ:松尾衡
演出:中原れい、松尾衡
作画監督:中島渚、長田伸二(キャラ)・安藤義信(メカ)
《ひとこと》
視察のために地球に降り立つが敵地に不時着し、追い詰められるハルトたちを自らを賭して守った少女の姿。
結果的に評価の難しい作品になった感があるがそれでも意義深い作品だと思う。
ショーコとの約束を守るため、自らのパーソナリティとアイデンティティを失うマリエの姿はいたたまれない。
もちろん彼女の辿った末路は、その後のハルトへの暗示となっている。
世界と対峙することに対して個人の「歴史」を燃やし尽くさなければ、「革新」など出来るものではないという事だろうか。
そういう点では個人の「増幅器」としての「革命機ヴァルヴレイヴ」なのだと感じた。
5.ワルキューレロマンツェ 第3話「決闘の朝」
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絵コンテ:吉田泰三
演出:森 義博
作画監督:実原 登、山村俊了
《ひとこと》
とにかく丁寧かつ堅実な作劇が目を惹いた作品。
本当に成年ゲーム原作かと疑いたくなるほどに、清新な爽やかさに満ちた学園騎士道スポーツものだった。
ジョストという日本ではあまり聞き慣れないスポーツを描写したスタッフワークもさることながら、
何気ない描写にも複線を張り巡らし、ヒロインの美桜がジョストの面白さに魅了されてゆく様子が丹念に描かれていた。
また各登場人物も敗北してもなお勝者を称える気風の良さが感じられ、まさに騎士道精神かくありきといったところか。
競技アニメとしての王道の面白さを感じさせてくれたのが、この作品の稀有なバランスを物語っているだろう。
6.ミス・モノクローム -The Animation- 第10話「FIGHTER」 ミス・モノクローム-The Animation- 黒版 [Blu-ray]
絵コンテ・演出:臼井文明
作画監督:岩田景子
《ひとこと》
スタローン(アームレスリング)→ハルク・ホーガン(プロレス)
→マイク・タイソン(ボクシング)→ジャック・ロゲIOC会長(オリンピック&重量挙げ)
→金メダル&チャンピオンベルトのマッスルスポーツコンボに白旗を揚げざるを得ないw
ミス・モノクロームという作品は不意打ちの美学がなによりもギャグとして機能していた。
いわんや「超展開」と呼ばれる荒唐無稽さやエスカレーションを、
ショートアニメのスピーディさで考える隙を与えてないのが見事。
それでいて、かとないユルさもあるのは岩崎監督ならではものだと思う。
先ほど紹介したワルキューレロマンツェとともに
13年はふでやすかずゆきさんが各所で大活躍していた印象が強いなあと。
7.ひだまりスケッチ 沙英・ヒロ 卒業編 第2話 2月28日 - 3月1日 卒業スケッチ
ひだまりスケッチ 沙英・ヒロ 卒業編(完全生産限定版) [Blu-ray]
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絵コンテ:八瀬祐樹
作画監督:潮月一也、宮西多麻子
《ひとこと》
卒業という誰にでも訪れる別れの時。
作品の一つの区切りを活写した一本。
校長の送辞に被せて「×☆☆☆」のED「さくらさくら咲く 〜あの日君を待つ 空と同じで〜」を流してくる辺り、
いい演出だった。
校長の声と共に、もう訪れることのない学校という特殊な環境の風景の流れ行く様子は視聴者の郷愁を誘う。
沙英もヒロもひだまり荘から旅立つが、永遠の別れではない。
いつかまた会えるからこそ繋がってる。
一期一会こそ「日常」の機微なのだということを感じさせてくれたエピソードだと思う。
8.京騒戯画 #10「今日を騒がしく戯れ生きる人々の漫画映画」
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絵コンテ:松本理恵、貝澤幸男
演出:松本理恵
作画監督:林祐己
《ひとこと》
「家族」とはなにか。「親子」とはなにか。「絆」とはなにか。
日本の創作において、近年最大のテーマとして「家族」が取り上げられることが多くなっていると感じる。
この作品もまたそのラインで語られた作品だろう。
子は親を選べない。
それこそ成り行きで作られた「家族」「親子」「絆」なんか溜まったものではない。
もちろん親の放り投げたものを受け継ぐなんてのもまっぴらだ。
ともすれば誰もが不幸になってしまいかねないのだ。
だからこそコトは両親に向き合った。
石田彰氏の演じた稲荷は「図らずも家族を持ってしまった男性の所在のなさ」をずっと感じていたのだろう。
自ら創造した「家庭」と「鏡都」を信じ切れなかった。
コトは稲荷に「鏡都」と「家族」を「居場所」であると認識させたからこそ、彼の眼に涙が浮かんだ。
子が親を、また女性が男性を承認する。
ある捩れを、真っ直ぐな線に鍛え直した物語の強さを感じた一本だった。
9.ドキドキ!プリキュア 33話 ありすパパ登場!四葉家おとまり会!
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絵コンテ・演出:田中裕太
作画監督:赤田信人
《ひとこと》
パジャマパーティーでありすパパ登場&マナと六花とありすの友情の始まり(ビックリからくりお屋敷・執事拳法風味)。
ドキプリにおいては田中裕太さんの担当回がどれも際立っている印象でしたね。
特に戦闘シーンが素晴らしかったこの回をチョイス。
やはり長期シリーズならではの「見た話数分だけ面白さが積み重なる」面白さを強く感じますね。
なもんで単体で選ぶとなると結構悩ましい問題だったりするんですが。ほら、40話とか44話とか色々とw
わりとドラマ主体の丁寧な作りではあるんだけど、妙な所で突き抜けたギャグが出てくる辺りも好きですね。
10.ジュエルペット ハッピネス 第34話ジュエル学園なくなっちゃう?!
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絵コンテ・演出:赤城博昭
作画監督:一川孝久、鶴田愛
《ひとこと》
裏社会の女王ラピスと心の表裏のお話。
ジュエルペットの世界における裏社会って多分、我々が想像するものとは絶対違うんだろうなとしか思えないw
のっけからのジュエルペットカフェの回転寿司ならぬ回転スイーツというジャブからして凄かったが、
(ちありが金皿スイーツ食いすぎでスカンピンになる辺りも)
なぜかラピスがマグロ解体ショーをおっぱじめるわ、
ジュエル学園がTVショッピングに売りに出されるわで色々アレだったw
(ラブラが買えるだけのお年玉隠し持ってる黒さもGJ)
ジャングル黒べえとかオロナミンCの大村崑の物真似とか、
視聴してる子供の親の世代からしても古いネタなのもぶっこんでたよ!
他にもドリームシアターなんてプログレメタルバンド名ぶち込んだりとか、
夢の映画館でのラブラとローサのカオスっぷりとか、
ラピス学園になったジュエル学園の授業がパンケーキや、煎餅やお好み焼きの裏返しを繰り返す授業とか、
無意味なこと繰り返す素晴らしさといったらw
それでいて、船乗りだった保健室の先生と美しかった思い出と、
裏表綺麗に焼きあがったパンケーキで「心に裏表なんてない」という、
キーワードのつなぎ合わせて良い話風になる辺りとかもとんでもねえなあとw
あとどの回にも言えるがマスターの存在は卑怯だよ!
っと、語りすぎちまったぜw
閑話休題。
しかしこれもドキプリと同じく「見た話数分だけ面白さが積み重なる」のが魅力なんですよね。
なものでこれも選ぶのに苦労しましたよ。
おまけにジュエルペットハッピネスは一話の中の小ネタがビックリするくらいツボに入ったりもしてましたので、
ドキプリ以上だったかも。
一話選ぶとなるとこれか20話か38話かという辺りですが、全編通じて笑えたエピソードを。
回を追うごとに尻上がりに面白くなってるし、キャラがみんな可愛いから大好きなんですけどね。
るるか可愛いよるるか。
《おまけ&ネタ企画:第1回サーヴェンティ賞》
唐突に始めます。
第1回サーヴェンティ賞。
ありていに言うと、アニメのアカデミー賞みたいなものです。
筆者が見た2013年発表されたアニメの中から独断と偏見で選ぶ、権威もクソッたれもないネタ企画です。
一応、由来は少し真面目にもっともらしいのを考えました。
サーヴェンティ(sovereignty)とは英語で「統治権」の意。
賞を冠する語句としては不相応かもしれません。
ではどういう意味かと言えば。
「統治」という言葉に着目してみてください。
かつて日本のアニメ・漫画界には二人の「オサム」という巨人がいました。
一人は言わずと知れた、漫画界の巨匠「手塚治虫」。
そしてもう一人はアニメ界の巨人「出崎統」。
この同じ二人の名をお借りし、敬意を込めて付けさせていただきました。
他愛のないネタ企画ではありますが、そこだけは少し拘りを持って。
では以下、一気呵成に各賞の発表です。
第1回サーヴェンティ賞受賞作一覧
作品賞:かぐや姫の物語(高畑勲監督)
監督賞:新海誠(言の葉の庭)
主演男優賞:水野 貴弘(CV:山下誠一郎‐ワルキューレロマンツェ)
次点:真鍋 義久(CV:福島潤‐琴浦さん)
秋月孝雄(CV:入野自由-言の葉の庭)
主演女優賞:コト(CV:釘宮理恵‐京騒戯画)
次点:一ノ瀬はじめ(ガッチャマンクラウズ)
相田マナ(ドキドキ!プリキュア)
朝比奈絵麻(BROTHER'S CONFLICT)
雪野百香里(言の葉の庭)
美術賞:かぐや姫の物語(男鹿和雄氏)
撮影賞:あいうら(五十嵐慎一氏)
脚色賞:あいうら(中村亮介監督ならびにスタッフの皆様)
録音賞:塩屋翼(ワルキューレロマンツェ7話における)
短編アニメ賞:ジョジョの奇妙な冒険 第20話 シーザー孤独の青春(david Production )
歌曲賞:木枯らしセンティメント(斎藤千和&三木眞一郎)
次点:14 to 1(ASAHINA Bros.+JULI)
Inoccent Note(内田真礼)
ココ(たむらぱん)
Rain(秦基博)
作曲賞:中西亮輔(ワルキューレロマンツェ)
次点:中塚武(BROTHERS CONFLICT)
編集賞:内田恵(BROTHERS CONFLICT)
助演男優賞:稲荷 (CV:石田彰‐京騒戯画)
次点:ベルク・カッツェ(ガッチャマンクラウズ)
マスター(ジュエルペットハッピネス)
ウェル博士(戦姫絶唱シンフォギアG)
助演女優賞 ガーネット(CV:平野綾‐ジュエルペットハッピネス)
次点:菱川六花(ドキドキ!プリキュア)
雪音クリス(戦姫絶唱シンフォギアG)
視覚効果賞:劇場版「魔法少女まどか☆マギカ新編 叛逆の物語」及び化物語セカンドシーズンの各演出(シャフト)
脚本賞:高畑勲&坂口理子両氏 (かぐや姫の物語)
外国語アニメ賞:RBWY
衣装デザイン賞:キルラキル(神衣・極制服デザイン)
音響編集賞:言の葉の庭
〜ひとこと選評〜
作品賞:候補作はTVシリーズ2作、劇場作品2作だったが「かぐや姫」の出来が頭一つ抜けていた。
監督賞:「言の葉の庭」で成熟した作風を見せた新海監督への期待を込めて選んだ。
主演男優賞:一番難航した部門。
今年は主演の男性キャラが埋もれがちな作品が多かったが、その中でも一番「男らしかった」のをチョイス
主演女優賞:一方、こちらはすんなり。作品の物事に全てけりをつけた辺りの気風のよさに惚れた。
美術賞:言うに及ばず。全ての映像カットが「絵」として鑑賞可能な背景を成立させてしまったのに一票。
撮影賞:11話の背景動画などが選考理由。
自分もこの作品のブック(前景)の使い方を人に教えてもらい、感嘆したため。
脚色賞:四コマ原作のコマ間や、作品の雰囲気を上手く凝縮したスタッフワークに拍手。
録音賞:脚本の勝利かもしれないが、あそこまで「写生」連呼させたのは凄いw
短編アニメ賞:10選とは別に単体で一本挙げろと考えると、
原作の面白さをそのままに演出と脚色、キャストの演技で増幅させてたこれが出た。
歌曲賞:これはOP又はED映像込みでの評価。そうすると受賞曲の完成度が極めて高かった。
作曲賞:映像を合わさった時の相乗効果込みで。
ヨーロッパいいとこ取りの舞台設定にストリングスが上手く利いてた
編集賞:編集の力かどうかはわからないが、作内における時間経過が目を引いたため。
助演男優賞:甲乙付けがたいキャラが揃ったが、演技力の凄まじさという点で軍配を上げざるを得なかった。
氏の得体の知れない魅力が作品を通じて、明確になった点でも評価したい。
助演女優賞:もうこれ以外にない。平野綾さんが非常に生き生きとした演技で素晴らしい。
働くことに喜びを感じるキャラ造形が目を引いたのも理由の一つ。
視覚効果賞:極上のアニメーション表現。その飽くなき探究心に敬意を表したい。
脚本賞:日本最古の物語文学に現代の価値観を与え、辛辣な警鐘を鳴らす鋭利な語り口が最大の評価点。
外国語アニメ賞:海外が日本のアニメの意匠を取り入れ、起こった化学反応がこれ。
下手したら太刀打ちできなくなる。
衣装デザイン賞:あんな頭の悪いデザインで本気出す辺りの気概は買いたい。
音響編集賞:クライマックスまでの溜めと開放が効果音と楽曲で振り幅最大限に生かされていた。
《おわりに》
以上が私の「話数単位で選ぶ2013年TVアニメ10選」になります。
いかがだったでしょうか。
オマケ企画については10選で拾えなかった作品の掬い上げ要素が強いですね。
たとえば物語シリーズセカンドシーズンのように話数単位どころかシーン、OPED単位で面白かった作品とかの。
それ以外にショートアニメだったり劇場作品の掬い上げとかもしたかったから、って思いがあったからですね。
さて、10選の方は自分の見ていたものがそうだったってのもあるかと思うんですが、
すべて「女性主体」のエピソードだったことに後から気付きました。
よく考えると自分の選考から漏れた「戦姫絶唱シンフォギアG」とか「WHITE ALBUM2」とかもそうですね。
また劇場アニメに目を向ければ、「叛逆の物語」や「かぐや姫」なんかもまさしく。
逆に宮崎監督の引退作である「風立ちぬ」が物語的に弱いのは男性性が
これまでの創作で全て暴かれてしまってる故なのかなあとも。
「風立ちぬ」も物語の裏には女性が存在する作品ですし。
ひょっとしたらこの傾向はしばらく続いていきそうな感じはしますね。
とはいっても、フェーズ的にはそろそろ「男性主体」の物語も甦ってきそうな予感も。
まあ、蓋を開けてみないと分かりませんが。
さて2013年も色々な作品に出会いました。
来年もまた良い作品に出会いたいですね。
ここまで読んでいただきありがとうございました。
それでは良しお年を。