In Jazz(はてなダイアリー版跡地&元『My Favorite Things』)

ジャンル不問で好きなものを最小単位で語るブログ

音楽鑑賞履歴(2016年5月)

月一恒例の音楽鑑賞履歴。
音楽メーターの感想を記事にしてまとめてます。
18枚。まあまあ、かな。
もう少しペースをあげたい所だけど、なかなかそうも行かない事情もあったりで。
いろいろ仕上げてから、がっつりと聞きたいなあ。
今年になってから色んなペースが落ち気味なのでどっかでどうにかしたいなあ。

では以下から、感想です。


5月の音楽メーター
聴いた音楽の枚数:18枚
聴いた時間:357分

バビロンの城門バビロンの城門
・78年発表3rd。三頭体制の最終作。前作のヨーロピアン全開な黒魔術サウンドから、アーシーさといわゆる様式美サウンドが顕著になった作品。サウンド的には濃厚だった前作に比べると大分シンプルになった感があるが、勢いはさらに増した印象。4と5、1はバンドの代表曲して名高い。
アメリカ進出を目指して、ラジオ放送を意識したサウンドらしい。確かにヨーロピアンの妖しげな感じはなく、どちらかといえばかなりブルージーで土臭い印象があるのだが、その一方でクラシカルな旋律の様式美を兼ね備えたサウンドもあるので、アメリカの荒野にヨーロピアンなお城が建っているような感じ
タイトルだけを眺めても、そんな感じでなんだか一貫性がなくて、どっちつかずな印象もちょっとあって、その辺りがこの盤のアメリカ市場失敗の要因だったのかも。演奏は素晴らしいの一言なのだが。そんな中、唯一8だけが、バンドイメージと英国的な雰囲気を保ったトラッド的な1曲で面目躍如といった所
そういった面ではあまりにもアメリカを意識しすぎたために自らバンドのカラーリングを強引に変えようとして失敗した一枚、ともいえる。繰り返し言うが内容は素晴らしく名盤だ。が、この急激な方針転換で中心メンバー二人が脱退。バンドはさらにアメリカナイズドなサウンドへと傾倒していく。
聴いた日:05月01日 アーティスト:レインボー
Machine HeadMachine Head
・72年発表6th。第2期の三作目。いわゆるHR/HMの金字塔作品として名高い名盤。ギタリストのリッチー・ブラックモアが主体になってのハードロック路線なのだが、改めて聞くと、ブラックモアよりジョン・ロードの活躍に目を引く。オルガンもそうだがアレンジ面の貢献部分がでかいように思う。
ジョン・ロードのジャズやクラシックの素養とブラックもあの持ち込んだブルースやクラシックギターのスケールなどが混ざり合ってできたサウンド、というのが正しくて、一聴するとスワンプロックのようなグルーヴィーさが加味されている音なのが最大の特徴。アドリヴのジャムり具合もそんな感じ。
だから英国調の湿っぽさが割りと希薄で、質感としてはアメリカンロックっぽいのも面白いところだと思う。とはいえ、そこまで乾いた音でもない。ペイスのドラムも重さより、硬さと速さが重視でロジャー・グローヴァーのベースもかなりポップだ。誰か一人が欠けたとしてもこの盤の音は成立しないと思う。
適度にスピーディーで、適度にハードで、適度にポップ、演奏もクラシカルでブルージーでジャジー。この辺りに未だ近代的な響きが残るからこその名盤なのだろうかと。ツェッペリンが発するマジカルな音と比べるときわめてコンテンポラリーな硬質さがタイトルの如く、顕著に表れた作品だろう。
聴いた日:05月01日 アーティスト:Deep Purple
Calibro 35Calibro 35
・08年発表1st。イタリアのジャズファンクバンド。このバンドはサウンドコンセプトが面白い。「6〜70年代のイタリア映画に流れるような擬似映画音楽」という枠組みで演奏されるから、スタイリッシュを通り越して、あのイタリア映画独特の脂ぎった血潮たぎるような質感の楽曲のオンパレード。
これ一発の企画盤と思うなかれ。バンドは2016年現在も活動中で、昨年新作も出したばかり。バンドの特色である「フェイク映画音楽」をそのままに様々なジャンル映画に挑戦してる。本作はジャケから察するにクライムムービーがメインなのかなと。騙されたと思って聞いて欲しい。なかなかの良盤ですよ
処女作は曲目を見る限り、イタリア製作の映画に使われた楽曲のカバー集となっている模様。実際にファズギターやオルガンの旋律や、少しプログレっぽい曲展開、胡散臭さフルスロットルメロディーラインなどイタリアならではの珍妙なサウンドは非常にクセになるし、その雰囲気の再現度はかなりのものかと
聴いた日:05月02日 アーティスト:Calibro 35
The Koln ConcertThe Koln Concert
・75年録音盤。1975年1月24日ドイツケルンのオペラハウスでの完全即興演奏の実況盤。キース・ジャレットの数ある代表作のひとつでもある。ガラスを弾くような透明感の強いピアノの音から紡がれる旋律は元より譜面があるように思えてならないほど、美しく鳴り響いていく。
キースのリリカルかつ陶酔感の強い演奏は聴くものをそのピアノのメロディに巻き込んでゆき、一つの空間を共有させていく。時を忘れ、ただ自由闊達に音の鳴り響く空間に埋没していく甘美な体験、というのはちょっと言いすぎか。真摯なピアノとの対話を演奏者ともども聴衆も体感できる稀有な盤かと。
聴いた日:05月03日 アーティスト:Keith Jarrett
News of the WorldNews of the World
・77年発表6th。前作までの多重録音の極みからサウンドの方向転換を図った作品。セルフプロデュースの2作目でかつ当時勃興しつつあったパンクムーブメントも多分に意識した作りでかなりシンプルなサウンド。その際たるものが数ある代表曲の1と2だ。この2曲の存在感が強烈である。
初期の重層的な音から直線的な音になったのもあり、返ってメンバー全員がソングライターである強みが出ており、楽曲の当たり外れがなくバラエティも多彩になっているのが逆にクイーンの底力を見せ付けた印象が強くある。ただ冒頭2曲のソリッド感が強いためにその粒揃いの楽曲が印象に薄いのが玉に瑕か
様式美的なコンセプトが解体された分、各メンバーの個性が出た作品で初めて米国での売り上げが英国より上回ったのもそのバラエティの豊富さがとっつきやすくなったのもあるかもしれない。次作ではこの多彩さをそのままにアルバムの完成度も高めていくことになり、80年代のポップ路線の雛形にもなった
聴いた日:05月03日 アーティスト:Queen
Tied to a StarTied to a Star
14年発表2nd。基本的に前作と同様、アコギメイン&要所要所にエレキといったサウンドリズムセクションが入った、マスキス調のルーツミュージックオマージュが楽しい一枚。お馴染みの沈痛な響きを伴った開放感のあるサウンドがアコギの爽やかな響きによって、より鮮明に聞こえる。
エレキのディストーションノイズが乗っからないことで、これほどダイレクトな響きになるのは思ってもみない効果でより剥き出しの個性が味わえるという点ではマスキスのキャリア史上最も先鋭的なのかもしれない。掻き毟るようなギターストロークのカッコよさにエレキもアコギも関係ないと思わせる一枚だ
聴いた日:05月03日 アーティスト:J. Mascis
猟奇的なキスを私にして猟奇的なキスを私にして
14年発表1stSG。初期のポエトリーリーディングなラップっぽさがなくなり、より歌ものとしての比重が高くなった。その分、ポップにはなったが特色が薄らいだ印象も少し感じる。演奏自体については目を見張るものが多々あるのだが、この複雑な曲がどこまでキャッチーなのかという疑問は残る。
もちろん相当複雑な構成にも拘らず、ポップな質感を外してないので高濃度圧縮なサウンドとして聞けるのは間違いないのだが。そのサブカル感と相まって、なんとなしに「よくある感じ」へ落ち着いてしまったかというのはある。高品質だがフックには少し欠ける楽曲集、という感じ。聞いていて悪くはない。
聴いた日:05月04日 アーティスト:ゲスの極み乙女。
Several Shades of WhySeveral Shades of Why
・11年発表1st。ソロ名義では初のスタジオ録音盤。リズムセクションを要さない、弾き語りがメインの内容となっている。ギターの連奏に曲によってはヴァイオリンやフルート、クラリネットなど重なって、印象としては穏やかで荒涼とした雰囲気で歌い上げている。けど、マスキスの調子はいつも通り。
音が柔らかくなってる分、なにか真に迫る感じもするけど、フォークとかカントリーのような朴訥とした、しかし優しさはあまりない、乾いた日差しのような感覚が広がる。平熱なサウンドというか、厭世観も少しあるような隔絶した趣はマスキスらしさがよく出ていると思う。静かな時にじっくり聞きたい一枚
聴いた日:05月04日 アーティスト:J. Mascis
Day at the RacesDay at the Races
・76年発表5th。初のセルフプロデュース作品。ジャケやタイトル(マルクス兄弟の映画タイトルからの引用)などから最高傑作と誉れ高い前作の兄弟作でもある。名盤直後の一作だからか、本人たちの思わぬ所で弛緩してるアルバム、という印象を感じる。ジャケットの荘厳さとは裏腹に存外ポップな質感
前作からの踏襲でかなり手間をかけた録音という一方で、収録曲に見られる雑多な音楽要素の為か、アルバムのイメージを統一出来ていないという贅沢な悩みが顕在化してるようにも。コンセプチュアルな構成も縛りが弱く感じられる。が、収録曲の出来は高水準。前作が荘厳だとすれば、本作は優雅な趣。
ヒット曲の6や8、日本に捧げられた10、また大胆にワルツを取り入れた4など、ポップで柔らかな印象の楽曲が目立つ。各人のソングライティングの個性が出始めたと言う点では、初期のHR路線から後の総合的なロック・ポップス路線への転換期の一枚という評価が出来そう。正に前作と次作の中間点。
聴いた日:05月07日 アーティスト:Queen
CollectionCollection
12年発売廉価版ベスト。80年代のシンセポップデュオ。08年発売のBOXセットのリマスター音源抜粋+未収録のリミックス音源が2曲付いた内容。彼らの残した2枚のアルバムからの収録曲はほぼ網羅されているのでコストパフォーマンスは高いベスト盤だろうと思う。
曲の方はアナログシンセのチープなサウンドに乗っかるブルー・アイド・ソウルという印象。アリソン・モイエの女性にしては野太い力強い歌声は現在世界を席巻している、同じく英国ソウルのAdeleを想起させられる。歌い上げ方もなんとなく似てるような気がする。
1st収録曲のモノクロームながらシンセによるポップな煌びやかさが目に付くサウンドの一方で2nd収録曲のモイエ作曲のよりブルージーでゴシック感の強いサウンドに歴史的な地続きを感じる。2016年現在の成熟した英国ソウルの萌芽を80sシンセポップに垣間見ることができるのは興味深いと思う
聴いた日:05月08日 アーティスト:Yazoo
InnuendoInnuendo
・91年発表14th。フレディ生前最後の作品。前作のバラエティの豊かさにクイーンらしい格調高さが加味されたアルバム。ただ80年代のカラフルなサウンドが一転して、モノクローム、あるいはセピア色の印象を伴ったサウンドに感じる。全体に生命力と寂寥感が支配する、シリアスな趣。
この盤で聞けるフレディの歌唱はどれも気迫に溢れたものだ。迫り来る死期を感じさせない、力強い歌声はキャリアの最高到達点とすら思わせる程。特に12は絶唱といって過言ではない。彼は最後の最後までフレディ・マーキュリーたろうとしていた。その創作意欲は死の直前まで尽きず、最後の盤へ繋がる。
聴いた日:05月12日 アーティスト:Queen
Stone Roses: 20th Anniversary Remastered EditionStone Roses: 20th Anniversary Remastered Edition
・89年発表1st。80年代末UKロックを代表する1枚。60sロックと当時飛ぶ鳥を落とす勢いだったクラブミュージックのマリアージュサウンドが煌かんばかりのマジカルな響き。時代の空気が成し得た、突然変異的グルーヴミュージックは今もなお永遠の響きとして燦然と輝いている。
改めて聞くと、収録曲全体の流麗な流れが目に付く。気付けば次の曲に行ってた、なんてことがこの盤だとザラで同じテクスチャーの上に各曲が並んでいるという以上に、演奏そのものが表層的で盤を支配しているのは実はテクノ由来のリズムなのではないだろうか。そう考えるとこの盤の魅力が見えてくる。
この盤のロック的な部分は実は形骸化していて、いわゆる60sポップスの定型をトレースしてるにすぎず、そこへ80年代末の「生々しい音」としてのテクノのハウスビートが組み合わさることで、化学反応を起こしているのがバンド、ひいてはこの盤の最大の特徴のように感じる。
ロックの求心力が出涸らしになりかけた時代だったからこそ、生まれたロックの奇形児なのかもしれない。どちらにせよ様々なタイミングが噛み合って成立しえた作品なので、当の本人たちが再現できなかったのも止むなしというべきか。次作でよりロックの骨太さを指向するのもむしろ自明の理だったのかも。
聴いた日:05月14日 アーティスト:Stone Roses
METAL LUNCHBOXMETAL LUNCHBOX
96年発表2nd。6〜70年代の洋楽へのリスペクトを感じつつも、一方で日本の歌謡曲っぽさからも逃げてなくて、その配合率の具合がかなりマニアックな混ざり方をしてる印象のある作品。とびきりポップで楽しいのに、全体的には非常にニッチな質感を伴っている。王道なのになぜか裏路地を歩く感覚。
渋谷系の地に着かない軽薄さ(そこが良さでもあるのだが)とは異なって、影響先の音楽を彼らなりに消化して、鳴り響かせている。その作風はUKロックバンドのXTCと似てるようにも思う。もちろんやってる事は異なるのだが、音の成り立ち方というか、アディテュードが類似してるように見える
XTCビートルズに影響を受けながら、高密度な王道ポップをやってたのと同様に、洋楽という広範囲の音楽に影響を受けながら、慣れ親しんだ日本の歌謡曲も重ね、「足し算」的に密度の濃い音楽を成立させているのはどことなく方法論が似てるのかもしれない。そういう点では中毒性の高い一枚だ。
聴いた日:05月15日 アーティスト:GREAT3
スクリーマデリカスクリーマデリカ
・91年発表3rd。ストーンローゼズの1stとともにロック×ダンスの融合を図った代表的一枚。元々、ボトムラインが弱点のバンドだったので、そこにアシッドハウスの四つ打ちキックと低音をぶち込んで補ったのはコロンブスの卵的な発想でその博打が見事に嵌った作品、という印象が強い。
アメリカンロック的なアーシーかつファンキーな趣にサイケ(&インド)感覚が絡み、それらをアシッドハウスが纏め上げるという作り。アシッドハウスとサイケロックの酩酊感が混ざり合って、えもいわれぬ恍惚感が漂うのがこの盤の特徴だ。醒めた鎮痛が響く4や7などが良くも悪くも強烈。
アシッドハウス以外にUK的な質感が演奏、曲ともにないのが不思議な所で、次作でその傾向をさらに強めていくのがこのバンドらしくもあり、捻くれてる所でもある。そんな天邪鬼な感覚が一番英国的なのかもしれない。押しも押されぬアーリー90sを代表する名盤の一つだと思います。
聴いた日:05月16日 アーティスト:プライマル・スクリーム
Axis: Bold As LoveAxis: Bold As Love
・67年発表2nd。名盤の誉れ高い1stと3rdの間に挟まれて、いまいち地味な印象が拭えない盤だがとんでもない。前作から半年後のリリースだがゴリゴリのブルージーサウンドからR&B的なメロウな感覚が付加されて、奥行きが出ており、短期間ながら急激に進化している。割かしポップだ。
鳴り響いている音が既に67年の音ではなく、ジャズやR&Bなどを取り入れてより洗練されたフュージョンっぽい音に進み出していて、どれほど先が見えていたのかと思わずにいられない。演奏がジミの思い描くものに追いついていない面も多少あるが、クドさを感じさせないポップな感覚が聞きやすい良作。
聴いた日:05月17日 アーティスト:Jimi Hendrix
WITHOUT ONIONWITHOUT ONION
98年発表4th。プロトゥールスを使ったハードディスクレコーディングによる細密な音の重ね方が顕著な盤。かといって、どことなく精神の深遠に繋がるシリアスな音は鳴ってなくて、どこまで行ってもポップなサウンドが鳴っているのが特徴。音がくっきりはっきり聞こえるので綺麗な細工玩具を見る感じ
音の肌触りは、どことなく映画的。6〜70年代のウェストコーストサウンドというか、カラッと乾いたファンキーさやフリーソウル、ソフトロック的趣きは印象的なワンシーンで使われていそう。しかしそれらの像の折り重なり方に他の類似性があんまりないのが面白い。彼らにしか出せない音がここにある。
聴いた日:05月18日 アーティスト:GREAT3
ほうろうほうろう
・75年発表3rd。ジャパニーズソウルミュージックの金字塔的作品。元々、エイプリルフールのメンバーだったこともありはっぴいえんどティン・パン・アレー勢とも交流が深く、この盤でも多数参加している。シティポップスというにはちょっと黒いフィーリングが濃い目な趣だ。
横浜の港町を想起させられるような、洒脱したサウンドが特徴でそこに小坂の豊かで深い歌声がゴスペルチックに響く。中盤の5〜7のファンキーさ加減がなかなかに白眉で、ゆえん歌謡曲的な歌詞内容なのがタイムレスな演奏と歌で一級品の舶来物にすら聞えてしまうのだから凄い。
グルーヴィながらシックなサウンドが日本らしい粋な雰囲気を出しているようにも思うし、当時の日本国内でこれだけスタイリッシュな音楽をやっていたのはやはり凄いというか。その垢抜けたサウンドは傾聴に値するかと。70年代日本の名盤として永く歴史に刻まれるのも、納得の内容かと。
聴いた日:05月22日 アーティスト:小坂忠
May and DecemberMay and December
01年発表5th。トータスのジョン・マッケンタイアをミックスに迎えた作品。ハードディスクレコーディングを前作からさらに突き詰めた作品でサウンドのアナログ感は薄まった反面、テクノ方面に傾倒した趣が強い。なにか醒めた感覚でメロウな音を繰り出しているせいで雰囲気はモノトーン。
前作までのカラフルさとは一変して、曇り空の雰囲気がが目立つが、緻密に構築された音がドライなおかげで、思ったよりは湿度は高くない。全体的にもそこまで奥行きはないサウンドだからこそ、フラットに鳴り響くミステリアスさはかとなくある。クールにメロウ&グルーヴィなアルバム。
聴いた日:05月27日 アーティスト:GREAT3

わたしの音楽メーター
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