月一恒例の音楽鑑賞履歴です。
なんとか一枚聞けましたが、状況はあんまり変わらずですね。ぼちぼちこちらも復帰していきたいと思いますが、しばらくはあんまり数聞けないかなとは。自分としても音楽聴きたいんですけどね。まあ、致し方ない。
なんだかんだで今年も残り1/4です。「平成最後の〜」というフレーズが目立ちますが、そういうのはあまりに気にせずに過ごして行きたいなあとかそんなことを思いつつ。
というわけで以下より感想です。
- アーティスト: Donald Byrd
- 出版社/メーカー: Blue Note Records
- 発売日: 1997/01/21
- メディア: CD
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73年という時代を考えるとこの盤で繰り広げられる、クリスタルな響きとコズミックなグルーヴは程なくして大ブームとなっていくディスコサウンド、あるいはライトメロウ(AOR)、フュージョンサウンドへと直結した先鋭的な音だろう。もはやジャズの黒っぽさはなく、非常に洗練されたファンキーさを感じる。
比較的アドリブを廃した(ように思える)スクエアな演奏なのはファンク起因によるものだろうが、その規則的な反復リズムによるグルーヴを機能的に生み出している辺りにクレバーさを感じるのは大学教授とその教え子が生み出した研究成果なのかもしれない。前作に引き続き、先駆的な音を提示した一枚だ。